先日、在宅でのお看取りがありました。
80代の女性の患者様が、旦那様、息子さん、お姉さんに囲まれて、旅立たれました。その後、ベッド上で髪を洗い、乾かし、息子さんと一緒にいつも使っていたブラシで髪を整えました。ふんわりした髪型と、ドライヤーの温かさで、まだ生きていらっしゃるような気さえしました。
ご家族みなさんが、それぞれの思いで、いろいろな言葉がけをされていました。
私は「人は生きていたように死んでいく」と、誰かが言った言葉を思い出しました。この患者さんは愛されて大切にされて、これまでの人生を送られていたのだなと。
それと同時に、在宅医療の看取りの現場というのは、「人が死ぬという場面をしっかりと作る」ということ。つまりは周りの人が、(これから悔いなく)生きるための配慮を本当に細やかにしていることを目の当たりにしました。
患者さんの呼吸が止まった直後、連絡していた息子さんが到着され、15分後ぐらいに遠くに住んでいた
医師は「聞こえていますよ」「心臓はまだ動いています」
来てほしい人全員がそろった時点で、「確認をさせていただきます。(瞳孔反射などをみてからその場で時計を見て)●時●分、ご永眠です」と医師は言いました。
家族の気持ちとして「死に目に会えなかった」とか、「もう話せなかった」
残された人ができる限り満足(納得)
これも一つのMake a wishなのですね。
こちらのニュースに死に至るプロセスがわかりやすく紹介されています。ご参考になれば幸いです。
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Michell Digirolamo (土曜日, 04 2月 2017 00:15)
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