厚生労働省は、今年新たに、中小企業を対象に、介護と仕事の両立支援の施策を社内で実施すると、60万円の助成金がもらえる設定をしました。
具体的には、厚生労働省が指定する資料に基づき、以下の全ての取組を行っ た場合に支給します。
今月24日より少し要件が厳しくなりました(下記が新しいもの)
①従業員の仕事と介護の両立に関する実態把握(社内アンケート)をセミナー前に実施
②制度設計・見直しを実施
③介護に直面する前の従業員への支援(社内研修の実施、リーフレットの 配布)
④介護に直面した従業員への支援(相談窓口の設置及び周知)
詳しくは、厚生労働省のページを・・といいたいところなのですが、わかりにくかったのでまとめました。
・「介護支援取組助成金」制度概要 → 6/24以降の見直しの概要
・社内アンケート調査票
・社内研修資料
・介護リーフレット
アンケートもそのまま使うことができるものになっており、また
社内研修用の資料充実しており、介護と仕事を両立するためのポイントを5つにまとめています。
1.職場に介護を行っていることを伝え、仕事と介護の両立支援制度を利用する。
2.介護サービスを利用し、自分で「介護をしすぎない」。
3.地域包括支援センターやケアマネジャーなど専門家に何でも相談する。
4.日頃から「家族と良好な関係」を築く。
5.介護を深刻に捉えすぎずに、「自分のための時間を確保」する。
厚労省が助成をしている、ということは、中小企業において「介護と仕事の両立」を積極的に進めていきたい、そのためには現状把握と介護になる前の社員に情報提供をしておきたい、と考えていることがわかります。
介護について、少しでも聞いたことがある、知っている、どこに相談すればいいかわかる、という糸口を知っていることは非常に重要です。
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