介護離職のケースを山梨の新聞記者が記事にしているのを読みました。
https://www.sannichi.co.jp/article/2016/01/31/00100576
「誰も頼れない。看取るのは俺しかいない」と52歳で介護離職した男性のケース。
友達から『たまには来いよ』と言われても、母が心配で、断るうちに誘いがかからなくなった・・・この記載を見て、自分に重なりました。
仕事も、ボランティアも子育てと何とか両立したくて、母やファミリーサポーターさんや保育園をフル活用して乗り切ってはいるものの
「本来というか、普通なら自分がやるべきことを人にお願いしているわけだから、1分でも早く帰らなくちゃ、1分でも早く子供を引き取らなくちゃいけない」
という気持ちがやはりずっと根底にあるため、せっかく誘ってもらっても「ごめんなさい。子供がいるんで・・」と言わざるを得ず。
責任感が強いとなおさら、「人に頼んでごめんなさい」という根底にある気持ちを「たまにはいいじゃん!」と思えない。
介護も育児もここは同じだなと共感しました。
そして、お断りする事が続くと、それは、周りも気を遣いますよね。
・・わかります。
周りのお気持ちも、よくわかります。
でも、すごく自分勝手なことをいうようなのですが
急に誘われなくなるって、さびしい・・・涙。
例えば、自分から「行けなかったけれど、本当は行きたかったから写真送ってね」とか、ぜひ周りからも電話やメールで「友達として気にかけてるよ」「いつでも話していいんだよ」「なにかあれば頼ってね」というメッセージを発信し続けること、些細なことだけれど、とても大切だなと感じます。
そういう意味では、フェイスブックなどは、自分のことを書き込むと、緩くつながる人から「いいね!」がついたり、「私もこうだった!」というコメントがついたりすると、勇気づけられることも何度もありました。
「子育て中だから、誘わない方が・・」「介護中だから、どうせ行かれないよね・・」
「何度も誘って悪いかなぁ。。」「何度も断って申し訳ないなぁ・・」
誘う方もブレーキをかける、誘われる方もブレーキをかける・・
そうすると、倍速で関係は疎遠になるような気がします。
小学生の頃に習った旅人算を思い出しました。
社会からの孤立を防ぐために、介護離職を防ぐためにもお互いにブレーキをかけずに、違う方向でアクセルが踏めるようにしたいですね。
(筑波大学 堤円香)
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Cristen Vandermark (水曜日, 01 2月 2017 21:06)
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