「両立」するということ

ここ、ウィントリアは、介護と仕事の両立をメインにセミナーを実施している会社です。現時点では、「仕事と両立」というと、”子育て”をイメージする方が多いのではないでしょうか?

 

実際、私も子育てと仕事を両立している、いわゆる「働くママ」です。

今日はその立場から、日頃思うことを・・・。

 

 

厚生労働省が、「両立支援のひろば」というホームページを立ち上げています。

 

制度としてどのようなものがあるか、会社として何をすべきか

が中心に掲載されています。

 

ただ、制度、つまり「権利」があるからといって、

それが使えるか、または、使うか、は、別問題だと、私個人は思っています。

これは、「事例がない」とか「使わせてくれる雰囲気じゃない」といった目線ではありません。

 

「両立しなくちゃ!」と思った側からの立場からだけでは、職場やコミュニティではなかなかうまくいかない気がします。

 

 

短時間勤務になったら、仕事が(いままでより)できなくなるのはどうやったって当たり前。夜中まで働ける人と、やっぱり差が出てくるのは仕方がないです。

子供が熱を出したら、保育園から電話がかかってきて早退しなくちゃいけないのも仕方がない。うちの子も、先日、予防接種うけていたって、水疱瘡になってしまいました。

もちろん1週間出席停止です。

  #条件は同じですが、平日の勤務を休むことになったのはやっぱり妻の私の方でした。

 

 

そんなときに、業務を誰にどんなふうにフォローしてもらえるか、

いえ、それよりも、ずっと大切なのは

「それを気持ちよくフォローしてもらえるか」ではないでしょうか?

 

「・・またか・・」と周りに思われても、その続きが

 

「しょうがないよね(にっこり)」なのか

「しょうがないよね(むすっ)」なのか

 

それをつくるのは、私を含めた、当事者本人ではないでしょうか?

 

 

もしかして、こんな風にココロの中では思っていませんか?

「子育てしてるんだから当たり前でしょう?」

「介護してるんだから当たり前でしょう?」

「うつなんだからしょうがないじゃないでしょ?」

 

そうおもって、短時間勤務したり、有給を使っていては

やっぱりコミュニティはうまくいかないものだとおもいます。

 

そこに「感謝」の言葉、感謝の気持ちをいかに伝えられるか、

ひらたくいえば、組織にかわいがってもらえるか、という力は

とっても大事なことだと思います。

 

だって、受ける側も、みな、にんげんだもの・・・(あいだみつおさん風ですが・・)

 

担当業務を代わってもらったり、急なフォローをしてもらったり。

そしたら、何かにつけて、御礼をいい、ちょっと差し入れしたり。

率先してできる時間のものは手を上げたり。

 

ずるいかもしれないけれどそんな積み重ねが、自分の居場所を、自分が居心地良くするための、王道なのかも知れません。

 

 

 

感謝し、謙虚であること。

その感謝を言葉にすること。

「あたりまえ」と思わないこと。

もちろん制限時間いっぱいは、精一杯全力で仕事して密度濃くすること。

でも、ある意味、「一人前です」「わたし、頑張ってます」と鼻息荒くしないこと。

 

 

だって、仕事、やらせていただいているんだもの。

無理に、「権利」だけ振りかざしたら、やっぱり、気持ちよくないですもん。

 

タイムアップ。

お迎えの時間です。

 

にっこり、でも控えめに・・・・お先に失礼します。

 

 

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コメント: 7
  • #1

    佐野紀元 (金曜日, 07 2月 2014 22:30)

    偶然 拝見しました。

    素晴らしいお考えだと思います。

    > 感謝し、謙虚であること。
      その感謝を言葉にすること。

    感謝すれば 「有難う」の言葉が出てきます。
    「有難う」の言葉は 魔法の言葉と言われます。

    私は サービス業の採用の仕事をしていますが、面接の際「感謝」の気持ちを持っている人、「有難う」の言葉が素直に出る方を優先して採用するように心がけています。
    採用後 「ミスマッチ」ということがありますが、私の10数年の経験は
    「ミスマッチ」は少なかったと信じています。

      苦しいときは みんな苦しい。
      自分だけが苦しいのではない。
      相手も苦しいのです。

    あきらめず、我慢して 頑張れば 必ず上手くいくと信じています。

    それに もう一つ みんなが持っている財産は「笑顔」です。

    最後の「決めセリフ」は 笑顔で「あ・り・が・と・う」だと思います。

  • #2

    ウィントリア (木曜日, 13 2月 2014 11:39)

    佐野様
    コメントありがとうございます。おっしゃる通りですね。感謝の言葉は魔法の言葉ですね。誰の心も溶かします。
    笑顔で、ありがとう。基本的なことですが、とても大切なことですよね。
    ブログ見てくださってありがとうございます。こうしてコメントを頂く機会は、直接手ごたえを感じられる貴重な機会です。どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました!(にっこり♪)

  • #3

    nono (金曜日, 14 2月 2014 17:48)

    始めまして~‘‘

    私は、↑の 佐野様と同じ、ブログで交流をさせて頂いている関係で

    ウィントリアと言う、会社の存在を教えて頂きました。

    会社の概要、又、ブログの存在をしり、始めての投稿をさせて頂きます。今後、近い将来、介護される側の私を始め、又、仕事と育児を両立する若い方々にとっても、心強い会社の存在だと思います。
    是非とも、全国に発信させて下さりませ。遠い四国から、微力ですが、心からエールをお送り致します。(微笑)

    感謝と、思いやり、有難うの気持ちを、これからも、もち続けたいと思います。♪

  • #4

    ウィントリア (火曜日, 18 2月 2014 09:32)

    nonoさん どうもありがとうございます。
    両立するということが、いまは、「育児」+「仕事」にかなりフォーカスされていますが、実は緊迫しているのは、「介護」+「仕事」なのでは?とおもっています。水面下なだけで、声を大にしていない(できない)理由があるから・・と。
    そのあたりの認識自体も、変えられるような活動ができれば、と思っております。これからもご支援よろしくお願い申し上げます。

  • #5

    kenn (火曜日, 04 3月 2014 17:44)

    平成26年3月3日(月)の産経新聞朝刊一面に掲載されていました。
    ウィントリアは、「介護と仕事の両立をメインにセミナーを実施される会社」だそうで さすがです。

    「介護離職の抑制実践 政府100社選定 両立モデル探る」の見出し

    政府が、親の介護のために仕事を辞めざるを得なくなる「介護離職」の抑制に向けて、平成26年度から全国100社を対象に、仕事と介護を両立させる働き方のモデルづくりの実証事業を実施することが2日、分かった。
    実証事業は全国から参加企業を募り、国や地域や会社の規模、職種が偏らないように100社を選定。厚生労働省が今年度に策定する離職を防ぐための「仕事と介護の両立モデル」を企業に実践してもらう。
    その導入結果を分析し26年度中に取りまとめ、これを基に離職抑制に効果的な働き方の実践事例をつくり、介護離職対策として普及させる計画だ。 ・・・

  • #6

    言の葉 (木曜日, 20 3月 2014 17:48)

    佐野紀元さんの友人です。

    仕事と介護を両立させる働き方のモデルづくりの実証事業を実施することは素晴らしいことと思います。
    これから私も介護でお世話になるかもしれません。
    家族の者がが介護の仕事に携わっていますので私も勉強していきたく思います。よろしくお願いします。

  • #7

    佐野紀元 (火曜日, 29 4月 2014 17:55)

    中高齢者に近づいてくると両親や親族などの介護が身近になってきます。

    会社に勤め高齢者になりますと定年を迎えます。定年後も働く人、定年後は働かず好きなことで余生を送りたい人・・さまざまです。

    定年後に働くことのしあわせと素晴らしさを実践されている人がいます。それは「60歳は若造。60代後半から働きざかり」と「高齢者に働く場と生きがいを提供したい」との理念実現をめざし2000年に株式会社高齢社を設立された上田研二さんです。

    2010年(株)高齢社代表取締役会長に就任され、この間高齢社雇用開発協会会長賞授賞、高齢・障害者雇用支援機構のモデル企業に認定されています。またテレビ東京系「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」、日経ビジネス、NHKラジオ深夜便等の様々なメティアで紹介されています。

    上田研二さんはパーキンソン病と付き合いながらも、毎朝、電車で出勤され「生涯学び、臨終で卒業。」、「仕事には生きがいがつまっている。」、「苦難を我が師とする。」を私にも教えて下さいました。



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