厚生労働省は今月18日、増加する認知症への対応策として
発症初期から本人や家族をサポートしていく支援チームの新設などを盛り込んだ
「認知症施策の方向性」を公表しました。
これは、専門家による支援体制の拡充で、
発症者が住み慣れた自宅で安心して長く暮らせるようにしていく狙いです。
平成25年度からの5年で整備を進め、自治体が作る医療・介護計画にも反映させる方針
とのことでした。
認知症初期集中支援チーム」を自治体の地域包括支援センターなどに配置し、
その支援チームと連携する「身近型認知症疾患医療センター」を全国300カ所に整備
するようです。
政府としては、
とにかく、国の方針として、医療費を削減したい、
だから、入院させないようにしたい。
つまり、在宅で何とかみられるように、支援します
ということだとおもいます。
ただ、現実として、これらの局面に関わる
「家族」は、ココロとアタマ(知識)の準備が
まだまだ整理されていない状況だとしても
政策として、これからどんどん在宅は「あたりまえ」になっていくわけです。
だから、いま、私たちに出来る事は
1)「介護になってから」を賢く
在宅(=もちろん施設とかもふくめて、病院以外のところ)でどうできるか
ココロとアタマ(知識)の準備
2)介護になるタイミングを出来るだけうしろに持っていく
=健康寿命を延ばす
事がとっても、とっても大事になってきます。
2)については、前回のブログでちょっとお話ししました。
1)については自分の生活・仕事との両立が重要です。
それぞれの家族や個人によって、価値観がちがい
さらに、家族構成や年齢、住んでいる地域、家族との距離、病気の有無、持っている資産
などによっても、それぞれ、「これが一番!」という結論は異なります。
なので、どういうチョイスがあるのか、それを知っておくだけでも
有効な「備え」になります。
ただ、共通して言える大切な事は
介護のために仕事を辞めないこと
です。
介護がこれからはどんどん「あたりまえ」になり、
在宅介護が進められる政策になる事がわかっています。
だからこそ、いま、私たちは「備え」をし、知識を持つ必要があるのです!
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佐野紀元 (金曜日, 07 2月 2014 22:49)
サービス業の採用担当者として 私も同意見です。
介護するにしても 前提は「生活の安定」です。
その生活の基盤である「仕事」を辞めて介護するのは危険です。
介護することもできなくなり 自分の生活も出来なくなります。
介護のため仕事をや辞めて「また 就職を斡旋する」保障は
まずないと考えた方がいいと思います。
辞めた理由、期間、その人の能力、人事担当者の考え・・などいろいろありますが 時間の経過と共に再雇用がむつかしくなるのが世の常です。
言の葉 (月曜日, 17 2月 2014 23:44)
病気になっても家族の元で最後までいたいと思うお年寄りが多いと思いますが家族が仕事を辞めて介護に回れば生活が乱れるし、ご互いの気ままが出てうまくいかない。
そこで私は思うのですが自分の身内は他人に任せ自分は他人さまのお年寄りを看る、そうすればご互いに遠慮するためうまくいくと思います。